上方唄  「世界」歌詞

逢い見ての  後(のち)とは 言わで今ここで 誰も廓のさと言葉 つい夕月とさし向かい 不粋と振るを引き止めて 漏らさぬ松の太夫職 新造のりじゃ 間夫と客 柳は糸にささがにの もつれもつれし口舌さえ 溶けて開けし さらば垣 … “上方唄  「世界」歌詞” の続きを読む

逢い見ての  後(のち)とは 言わで今ここで
誰も廓のさと言葉 つい夕月とさし向かい
不粋と振るを引き止めて 漏らさぬ松の太夫職
新造のりじゃ 間夫と客
柳は糸にささがにの もつれもつれし口舌さえ
溶けて開けし さらば垣
人目を包む編笠の 茶屋や揚屋の格子先
素見ぞめきか むくどりか
拗ねて見返る端女郎衆
出口にあらぬ うちこみし
みな竹川は瀬となりて ここに淵なす色世界
張りと意気地の伊達くらべ

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