「雪」解説

雪は、地唄舞の各流に伝えられておりますが、 やはり、武原はん師(1903年~1998年)による名演が有名で、 ご存知の方も多いのではないでしょうか。 吉村流では、艶ものの中でも扱いの重いものです。 浮世を捨て髪を下ろし仏 … “「雪」解説” の続きを読む

雪は、地唄舞の各流に伝えられておりますが、
やはり、武原はん師(1903年~1998年)による名演が有名で、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
吉村流では、艶ものの中でも扱いの重いものです。
浮世を捨て髪を下ろし仏門に入った女性が、
かつての恋人への想いを断ち切れないでいるという内容です。
舞っておりましても、回数を重ねるほどに
心に重くこたえる演目であると思います。

「雪」歌詞

流石庵羽積作詞 峰崎勾当作曲 花も雪も  払えば清き袂かな ほんの昔のむかしのことよ わが待つ人もわれを待ちけん 鴛鴦の雄鳥にもの思い羽の 凍る衾に鳴く音もさぞな  さなきだに心も遠き夜半の鐘 聞くも淋しきひとり寝の  … “「雪」歌詞” の続きを読む

流石庵羽積作詞
峰崎勾当作曲

花も雪も  払えば清き袂かな
ほんの昔のむかしのことよ
わが待つ人もわれを待ちけん

鴛鴦の雄鳥にもの思い羽の
凍る衾に鳴く音もさぞな  さなきだに心も遠き夜半の鐘

聞くも淋しきひとり寝の  枕に響く霰の音も
もしやといっそせきかねて

落つる涙のつららより  辛き命は惜しからねども
恋しき人は罪深く  思わぬことの悲しさに
捨てた憂き  捨てた浮き世の山かずら

吉村会 四世 吉村雄輝二十三回忌 公演のお知らせ

2019年5月3日(金) 国立劇場 吉村会 四世 吉村雄輝二十三回忌 「地唄  雪」 吉村三鈴

2019年5月3日(金)
国立劇場 吉村会
四世 吉村雄輝二十三回忌
「地唄  雪」 吉村三鈴

日本舞踊協会関西支部舞踊の会 公演のお知らせ

2019年3月23日(土) 日本舞踊協会関西支部舞踊の会 第一部 11時開演 文楽劇場 「長唄 座敷舞道成寺」吉村三鈴

2019年3月23日(土)
日本舞踊協会関西支部舞踊の会
第一部 11時開演
文楽劇場
「長唄 座敷舞道成寺」吉村三鈴

舞の会 情景その五

鼠で、遊女、座敷舞の品格、そして子之助とのバランス。 かつらは、名匠大澤金久さんが作って下さったオリジナルです。 この鬘の凄さを、延々と語りたい。。 指物(さしもの=髪かざり)は 洗朱の疋田、特徴的な笄と櫛で華やぎを持た … “舞の会 情景その五” の続きを読む

鼠で、遊女、座敷舞の品格、そして子之助とのバランス。

かつらは、名匠大澤金久さんが作って下さったオリジナルです。

この鬘の凄さを、延々と語りたい。。

指物(さしもの=髪かざり)は

洗朱の疋田、特徴的な笄と櫛で華やぎを持たせてあります。

シッポみたいな毛が出ていて、お茶目です。

舞の会 情景その四

傾城はつかの衣装は地唄舞の作物らしさを 大切に、細かな工夫をしています。 角出しに結んだ帯の下に特殊な帯締めを覗かせます。 上方風なお洒落で遊女らしく。

傾城はつかの衣装は地唄舞の作物らしさを

大切に、細かな工夫をしています。

角出しに結んだ帯の下に特殊な帯締めを覗かせます。

上方風なお洒落で遊女らしく。

舞の会 情景その二

お化粧は 歌舞伎の女形として ご活躍されている中村京妙さんに お願いしています。 本番に向けて集中が高まってくる時間です。

お化粧は 歌舞伎の女形として

ご活躍されている中村京妙さんに

お願いしています。

本番に向けて集中が高まってくる時間です。

上方舞「吉村会 別会」のお知らせ

日にち: 2018年12月16日(日) 時間: 12時開場、午後1時開演 場所: 東京・青山 銕仙会能楽堂 第一部にて長唄 新曲浦島を舞います。

日にち: 2018年12月16日(日)
時間: 12時開場、午後1時開演
場所: 東京・青山 銕仙会能楽堂

第一部にて長唄 新曲浦島を舞います。